カーボンニュートラルへの取り組み

記録的な集中豪雨や大気・海水温度の上昇などの気候変動は、大気中の二酸化炭素(CO2)を中心とした温室効果ガスの増加が原因と言われています。現在の地球の平均気温は産業革命以前(1850年~1900年)に比べて約1℃上昇していますが、このまま特別な対策を講じなければ、2081年~2100年には最大で5.7℃上昇するとの報告もあり、その影響は計り知れません。

このような状況を踏まえ、オーハシテクニカグループはCO2排出量削減をマテリアリティの一つとして特定しました。そして、「2030年度までのCO2排出量半減(Scope1、2)」と2050年度CO2排出量ゼロ〔カーボンニュートラル(Scope1、2)〕を目指すことを宣言します。

今後はこの目標実現のため、多様な視点から取り組みを進めてまいります。

目標項目

目標値

〔Scope1、2〕
2050年カーボンニュートラル実現にむけた、CO2排出量削減

〇 目標値(Scope1、2・2018年度実績基準比)
「2030年度 CO2排出量50%削減」
「2050年度 CO2排出量100%削減」(排出量ゼロ)

【取り組み1】 再生可能エネルギーへの切り換え推進

当社グループが排出するCO2の大部分は電気が占めています。これを削減するため、今後、太陽光発電設備の設置を進めていくほか、太陽光、風力、水力などで発電した再エネ電気を利用するなど、再生可能エネルギーへの切り替えを推進します。

 

【取り組み2】 省エネルギー施策の推進

従来から取り組んでいる、こまめな消灯やペーバーレス化などの省エネ運動に加え、照明器具のLED化、空調設備の更新、社有車の環境車両への切り替え、物流の効率化など省エネルギー対策を加速していきます。

 

【取り組み3】 化石燃料を電力へ転換

現在、一部の拠点で使用している化石燃料(ガス)式空調システムを電気式に更新し、更にこの電気について再生可能エネルギーへの切り換えを検討していきます。

 

【取り組み4】 製品・加工技術の提供を通しての社会貢献

自社の生産活動や部品調達に伴うCO2排出量の削減だけでなく、省エネルギーに貢献する製品・加工技術などの提供を通して、幅広く社会に貢献します。