サステナビリティ推進体制

ESG推進会議

当社では、サステナビリティ・ESG活動を推進するために取締役管理本部長を責任者とし、ESG推進室長を議長とする「ESG推進会議」を設置しています。ESG推進会議はESG担当役員(責任者)、ESGに関係する各部門の責任者及び国内子会社社長で構成しております。
ESG推進会議は原則、毎月開催し、更に、四半期毎には代表取締役を含む全ての社内取締役及び執行役員が参加して、全社レベルでESGに係る基本方針の設定及び修正や関連事項の審議、各施策の進捗管理を行っており、その活動状況は毎月、経営層へ報告されます。なお、経営層の検討・意思決定が必要な重要事項については取締役会にて報告、検討されます。

サステナビリティの重要課題(マテリアリティ)

1.重要課題(マテリアリティ)の特定プロセス

2.マテリアリティマップ

3.特定した重要課題(マテリアリティ)と具体的な取り組み

ESG経営の達成に向け、特定したマテリアリティを「地球環境課題への対応」「社会的課題への対応」「ガバナンス強化」の三つのカテゴリーに分けて整理しました。

(1)地球環境課題への対応

気候変動への対応 (CO2排出削減)

個別課題

具体的な取組み

関連するSDGs

2050年カーボンニュートラル 実現にむけた、CO2排出削減活動の推進

目標値(Scope1.2・2018年度基準)
「2030年度 CO2排出量50%削減」
「2050年度 カーボンニュートラルの実現」

  • 生産拠点における再生可能エネルギーの利用拡大(太陽光発電設備の導入や、外部購入電力の導入)
  • 社用車の電動車(EV・HV車等)への入れ替え
  • LED照明器具の利用拡大

環境保全に資する 新たな加工技術の開発

  • EV車、FCV車、HV車等に使用される部品に 関わる加工技術の開発に更に注力
  • 高強度化、高精度化、小型軽量化を実現する独自加工技術(圧入プロジェクション技術)の適用領域の拡大
  • 切削レスを実現するプレス加工技術・圧造加工技術等の進化活動

環境課題解決に向けた調達先様との協業

  • 調達先様におけるCO2排出量の把握と削減に向けた積極的な啓発・支援活動(SCOPE3対応)
  • 調達先様における再生可能エネルギー導入、製造工程の脱炭素化、輸送効率化、省エネルギー化などの促進活動                      

(2)社会的課題への対応

多様な人財が能力を発揮できる働きがいのある職場の実現

個別課題

具体的な取組み

関連するSDGs

能力・成果の公正な評価と評価に見合う処遇の実施

  • 人事制度・評価制度の再構築
  • 報酬体系の見直し
  • 株式報酬制度の導入検討

ダイバーシティの推進

  • 性別・年齢・経験等の属性に関わらない職場づくり
    ⇒中核人財登用における多様性の確保、シニア人財雇用(定年延長)や障がい者雇用の推進、職場環境の整備、働き方改革の推進等

役職員の成長サポート人財投資

  • 経営人財の育成、次世代管理職の育成、専門性の向上、ITスキルなど新たな時代の変化に対応できる能力の開発を図るための、教育・研修プログラムのレベルアップ

持続可能なコミュニティの実現

個別課題

具体的な取組み

関連するSDGs

社会貢献活動の推進
  • 地域貢献活動の維持・拡大
  • スポーツ振興に関わる支援活動の継続
  • 災害や福祉・医療関連等に対する支援活動の継続

(3)ガバナンス強化

コーポレート・ガバナンスの強化

個別課題

具体的な取組み

関連するSDGs

取締役会の実効性向上

  • 知識・経験・能力のバランスを考慮した取締役会を構成
    ⇒スキルマトリックスの活用
  • 取締役を対象としたアンケート実施による取締役会の実効性の分析・評価と、更なる改善に向けた取り組み

コンプライアンスの徹底

  • 定期的な教育・研修の継続
  • 「重大な法令違反件数ゼロ」の継続

事業継続計画(BCP)のレベルアップ

  • 当社BCPの更なる改善のための継続的な見直し
  • 調達先様を含めたBCP体制の更なる強化

ステークホルダーとの関係強化

個別課題

具体的な取組み

関連するSDGs

適切な情報開示

  • 適時適切な情報開示の継続

投資家との積極的対話の継続

  • 株主様、投資家様との対話を深めるためのインフラ整備や開示資料の更なる改善

調達先様との強固な関係構築(共存共栄の取り組み)

  • 下請法の趣旨を踏まえた、調達先様への代金支払手段の更なる適正化
  • 調達先様のESG経営に向けた支援