気候変動への対応~TCFD提言の枠組みに沿った情報開示~

 当社グループは、経営理念として「新たな価値を創造し世界のお客様に信頼される会社を実現する」を掲げ、さらに、ミッションステートメントとして、「もっといい車を作ろうとしている人に もっといい部品をお届けします 車づくりに欠かせない会社を目指して」を制定し自動車業界を中心とした事業を展開してきました。

 一方、気候変動に対する世界的なカーボンニュートラル社会に向けた動きなど、近年の市場環境や社会は大きく変化しており、当社グループが、今後も持続的成長を遂げていくためには、経済的価値を追求すると共に、企業としての社会的責任を積極的に果たし、事業を通じた社会問題の解決に更に取り組み、社会に利益を還元していくことが不可欠であると考えております

 この考えのもと、ESGの推進を重要な経営課題の一つとして位置付け、2021年には「ESGポリシー」制定するとともに、ESG推進会議を設置し、持続可能な社会の実現貢献するための取り組みを推進しております。

 特に、「気候変動への対応」については、当社のESGに関わる重要課題マテリアリティとして特定しており、カーボンニュートラルに向けた計画を策定し、積極的に取り組んでおります。

 その取り組み内容などの情報について、TCFD提言の枠組みに沿って開示いたします。

<オーハシテクニカグループ ミッション・ステートメント>

TCFDとは

 TCFDとは、G20の要請を受け、金融安定理事会(FSB)により、気候関連の情報開示及び金融機関の対応をどのように行うかを検討するため、マイケル・ブルームバーグ氏を委員長として設立された「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」を指します。
TCFDは2017年6月に最終報告書を公表し、企業等に対し、気候変動関連リスク、及び機会に関する下記の項目について開示することを推奨しています。

 

■ガバナンス

気候変動に対してどのような体制で検討し、それを企業経営に反映しているか。

■戦   略

短期・中期・長期的な気候変動によって、企業経営にどのような影響を与えるか。

■リスク管理

気候変動のリスクについて、どのように特定、評価し、またそれを低減しようしているか。

■指標と目標

リスクと機会の評価について、どのような指標を用いて判断し、目標への進捗度を評価しているか。

オーハシテクニカグループ TCFD提言の枠組みに沿った情報開示